謹んで新年のご祝詞を申し上げます。

 昨年は、私ども『サンクス・オプティカル・グループ(サンクス会)』に多くのご支援を賜りましたことを厚く御礼申し上げます。

 さて、2007年8月に顕在化したサブプライム問題以降、2008年9月15日のリーマン・ショックを発端に世界的な金融危機へと進展し、2008年度の実質GDPは▲3.2%で、四半期ベースでみると全ての期でマイナスとなりました。このような厳しい環境の中で、消費者の購買意欲は急速に萎縮し、当然、眼鏡業界に対しても大きく影響して、眼鏡小売市場規模は、調査開始以来の過去最低という、激変の年であったといえます。
 大手上場チェーン店でも多くの退店を余儀なくされたり、上場廃止、経営統合の解消や昨年末も吸収合併の発表がなされたりと過去にない状況がありました。
一方、消費者の節約志向、格下げ消費を追い風にワンプライス店や低価格均一ショップの新規出店が目立ち、昨年末にもさらなる値引き合戦が追い討ちをかけています。
結果、低価格眼鏡による需要喚起もあり、2008年の眼鏡購買人口自体は微増となったものの、眼鏡一式平均単価が大きく下落して年間眼鏡小売市場規模は下がったと考えます。
ではこのような状況下、私達、中小眼鏡専門店はどうしたらよいのでしょうか?
戦後はじめての本格的政権交代への期待はあるものの、まずは「ここ1年、景気は良くならない。消費者の節約志向、格下げ消費はまだまだ続く」との意識で売上高改善やローコスト経営を考えていかなければなりません。
 ただ忘れていけないのは、「単に安いものしか売れない、相手にされない」のではなく、消費者のメガネ一式価格に対する認識が変わり、広い価格許容差が2つに別れていこうとしている状態であり、『手早く、手軽な価格で買いたい』という顧客層ともに『多少高くても信頼できる店で「安心」を買いたい』という価値重視顧客層は確実にいらっしゃいます。
私どもは古くから地域を愛し、ご懇意にさせていただいている地域の皆さまに対し、心をこめて商売をさせていただいてまいりました。サンクス会の仕入価格低減の支援を頂き、値ごろ感を保ちながらも、あふれる商品の中からお客様お一人お一人に対して最善の物を高い知識と技術と心のこもった個人店のサービスにのせて、専門店ならではと思っていただける個別のお勧めを続けてまいりました。
商品の価格差への不信感はもちろん、ご自身の目の状態やメガネが本当にあっているのかなどさまざまな不安感を取り除き、お客様にお買い物を楽しんでいただく商売をすることが、一番大切なことと思っております。

 サンクス会会員企業は、本年も『心をひとつ』に、会員同士も、会員と本部も一致団結して、元気なサンクス会として活動してまいります。
年頭にあたり、業界各位のますますのご繁栄をお祈り申し上げますとともに、今後とも倍旧のご支援をよろしくお願い申し上げます。

平成22年1月吉日

VCサンクス・オプティカル・グループ
代表幹事 臼井 信一

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謹んで新年のご祝詞を申し上げます。



                        眼鏡小売市場はさらに縮小へ。 激変の中で・・
2008年の年間眼鏡小売市場規模は、「サンクス会めがね白書」調査以来最低の4,882億円となり、初めて5000億円を切りました。2007年8月に顕在化したサブプライム問題以降、アメリカの金融・消費バブルは崩壊に向かい、景気下降局面の日本経済もこの影響を受け急速に経済が悪化し、さらに、2008年9月15日のリーマン・ショックを発端に世界的な金融危機へと進展しました。
このような環境の中で、消費者の購買意欲は急速に萎縮し、これが眼鏡業界に対しても大きく影響し、「サンクス会めがね白書」調査開始以来、過去最低の眼鏡小売市場規模という結果となり、2008年は激変の時代であったといえます。

                                     変りつつある眼鏡勢力図
  且O城ホールディングスは2008年4月〜2009年3月の1年間で61店の退店、潟<Kネスーパーも133店の退店を余儀なくされています。潟rジョンメガネは70店の退店で、ついに2009年3月7日にはJASDAQの上場廃止に至りました。
一方で消費者の節約志向、格下げ消費を追い風に、ワンプライス店は、「眼鏡市場」が2006年10月より2007年にかけて業態転換を一気に推進させた後、2008年初頭には落ち着きをみせていましたが、2008年3月から再び出店攻勢を強め、2008年の1年間で実に67店(FC26店を含む)の新規出店をし、2008年度は増収増益を果たしています。一方、メガネスーパーによる「眼鏡専科」が出現するなど大手眼鏡店の追随も発生しています。
 また、低価格均一ショップのJIN’SやZoffの出店が目立ち、2008年新設SCにおける出店数は、この両者が1位、2位となっています。低価格眼鏡店の競争も激化し、JIN’Sは2008年7月に価格政策を変更し、Zoffと同じ3プライスに価格政策を変更し、さらに2009年5月より「選べるレンズ販売」に価格政策を変更しました。且O城ホールディングスは、「Very 3」として10,500円等の低価格セットを2008年11月中旬までに国内全店で導入しています。

このような結果、低価格眼鏡による需要喚起もあり、2008年の眼鏡購買人口は18,322千人と前年比0.6%の微増となったものの、眼鏡一式平均単価が大きく下落し、眼鏡一式平均単価は前年比▲6.8%で、「サンクス会めがね白書」調査以来最低価格の26,645円となり、2007年の28,590円から一気に2,000円近く下落しております。

   このような状況下、「サンクス会めがね白書」のメガネ消費者調査では低価格均一ショップやワンプライス店に対する消費者の意識やブランドの知名度、メガネ購入時の満足度、レンズについての価格意識等々の新たな質問を入れて、各種分析や提案を加えました。

「ここ1年、景気は良くならない。消費者の節約志向、格下げ消費はまだまだ続く」との意識で売上高向上や経営を考えていかなければなりません。しかし、このような時代でも高品質商品や高単価希望のお客様は確実にいらっしゃいます。低価格均一ショップやワンプライス店が嫌いな客層も存在します。

サンクス会会員企業に対しては、「サンクス会めがね白書」や2月に発表する「サンクス会経営・マーケティング指針」にて、「強力な差別化戦略や提案販売」を提案させて頂いております。

5年後、10年後のために、第一歩を踏み出してみませんか?
サンクス会には、「情報」「ツール」「サポート」そして「仲間」がいます。


何もせずに時を送るより、一歩だけ踏み出すことで未来は変ります。ぜひ今年はより良い未来のためのターニングポイントにして下さい。

2010年1月吉日
株式会社ヴィクトリー オプティカル
代表取締役 諏 訪 久 男


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